2020.02.20

植田直通と鈴木優磨、
元アントラーズ盟友のバトルは見応え十分だった

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 今季のセルクル・ブルージュは、ベルギーリーグ第9節からずっと最下位の16位に沈んでいる。第24節のオイペン戦に敗れ、15位のワースラント・ベフェレンに勝ち点9差をつけられた時には、「セルクル・ブルージュの降格は事実上、決まってしまった」と見る向きが多かった。

昨年11月も激しいバトルを見せた植田直通と鈴木優磨 ところが、第25節のメヘレン戦で突然、セルクル・ブルージュにフォローの風が吹き始めた。

 2−2で迎えたアディショナルタイム4分、MFステフ・ペータースの左足が唸りをあげ、ゴールネットを揺らして3−2で勝つと、全国紙『ヘット・ニーウスブラット』は「奇跡が起こった」と書いた。

「土曜日に28歳になったステフ・ペータースが、アディショナルタイムに強烈な左足のミドルシュートを決めて3−2にした。もしかしたら、やけくそのシュートだったのかもしれない。しかし、それがスーパーゴールを生んだ。黄金の価値のある勝ち点3は、悲劇的なシーズンの転換ポイントになるかもしれない」(ヘット・ニーウスブラット)