植田直通と鈴木優磨、元アントラーズ盟友のバトルは見応え十分だった (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 シント・トロイデン戦はもうひとりのCB、クアディオ=イヴェス・ダビラが出場停止処分で出られなかったものの、ベルント・シュトルク監督はジョナサン・パンゾを抜擢。植田はベンチスタートとなった。

 しかし、パンゾの出来は不安定で、38分にイエローカードをもらう。すると、即座に植田がウォーミングアップを開始し、後半からピッチに入った。

 とりわけ、鈴木優磨とのバトルは見応え十分。鈴木にキープを許しても、その先のプレーは許すまいと植田が身体を張り、伊藤達哉からのリターンはコースを切って鈴木に通させなかった。また、鈴木が右45度でフリーになってシュートを打ったシーンも、植田がギリギリのところでラインを上げてオフサイドポジションに追いやった。

 今年に入って6試合目、しかも後半から出場機会を得て、ようやくチームの完封勝利に貢献した。

「冬のキャンプで、いいコンディションを作ることもできた。だけど、自分になにか問題があったので、試合に出られなかったのだと思います」

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