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五輪サッカー史上最強か。
アルゼンチンとブラジルの陣容がすごい (5ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳translation by Tonegawa Akiko

 続いてブラジル。監督のアンドレ・ジャルディンはまだ若く、U‐20代表監督も兼任し、フル代表でチッチ監督の右腕として働くこともある。選手時代はグレミオでプレーし、ロナウジーニョのチームメイトでもあった。

 今回、ジャルディンが率いるチームは、ほとんど無名の選手から構成されていた。それでも彼らはアルゼンチンを3-0で破る力があった。

 中盤のブルーノ・ギマランイスはグレミオで育ち、現在はリヨンでプレーする。守備的MFでゲームメイクがうまく、今大会の最優秀選手に選ばれた。FWではダ・クーニャ。ヘルタ・ベルリンでプレーする彼は5ゴールを決め、大会得点王となった。

 しかし、誰もが注目していたのはレイニエルだろう。まだ18歳だがレアル・マドリードが獲得。おそらくレイニエルはブラジルサッカーの未来を背負う選手に成長するはずだ。プレーのビジョン、スピード、そして何より繊細なボールタッチ。大会ではハンドにも拍手が沸き起こっていた。

 そしてブラジルには、彼ら以外にも名前を知られた23歳以下が多くいる。これは興奮せずにはいられない。

 ガブリエル・ジェズス(22歳)はブラジル代表の主力であり、マンチェスター・シティのスター選手。リシャルリソン(22歳)もブラジル代表の主力で、エバートンのゴールゲッターだ。エデル・ミリトン(22歳)はポルトからレアル・マドリードに移籍し、セルヒオ・ラモスとディフェンスのコンビを組む。

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