2020.01.28

吉田麻也が移籍熱望。裏にはサウサンプトンが
抱えている複雑な事情が

  • 田嶋コウスケ●取材 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 サウサンプトンの吉田麻也が、移籍希望を明らかにした。

 1月25日に行なわれたトッテナム・ホットスパーとのFAカップ4回戦。国内リーグ戦よりもチームとしての優先順位の低いカップ戦で、吉田はベンチで試合終了のホイッスルを聞いた。

 今季でサウサンプトン在籍8季目の吉田は、極めて厳しい状況に置かれている。リーグ戦の先発は、0-9の歴史的大敗を喫したレスター・シティ戦(10月25日)が最後。過去3カ月における公式戦の先発はFAカップ3回戦・ハダースフィールド・タウン戦の1試合しかなく、出場機会が激減している。

出場機会の激減している吉田麻也が移籍希望を明言した 試合後の囲み取材で、吉田は1月の移籍期間で移籍先を模索していると明かした。1月31日の市場閉幕まで新天地を探していくと言う。

「(記者:移籍市場は1月31日に閉幕するが、状況は?)俺が聞きたいです(笑)。まだそういう魅力的な話は、具体的な話になっていないです。もう、『なるようになる』と。いいクラブがあって、行けるタイミングであるなら行くし。

 可能性? 全然わからないです。50/50(フィフティ・フィフティ)。なければ、もう残るしかない。(話が)あって、それが魅力的であれば行く。ないのであれば、残ってここで戦うしかない。どのみち半年後には、サウサンプトンからいなくなると思う」 

 移籍先の第一希望はプレミアリーグだ。イングランドでのプレーに愛着があり、プレミアリーグでさらに成長したいという思いはある。

 しかし、「プレミアに絶対にしがみつきたいという思いではないです。新たなチャレンジをしてもいいと思っている」とも語る。

 プレミアリーグ、欧州4大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア)、欧州クラブの順番で移籍先を希望しながら、新天地は「全世界のクラブ」まで視野に入れているという。そのなかには、イングランド2部も含まれる。

 また、1月の移籍期間で移籍できなくても、契約満了となるシーズン終了後にサウサンプトンを離れる見通しだ。