VARだけじゃない。コパ・アメリカを
騒がす予言。占い師まで登場 (2ページ目)
今回の取り締まりが、次にブラジルでイベントが行なわれる時の治安の向上につながるのではないかと期待されている。
差別用語に断固たる措置
メキシコでは、相手のGKがゴールキックをする時に「プート!(スペイン語で同性愛者を差別的に呼ぶ言葉)」と大声で罵声を浴びせるのが流行っている。残念ながら今回、この悪しき習慣がブラジルにも上陸してしまい、コパ・アメリカの間、多くの試合で相手GKに「ビッシャ!(同じ意味のポルトガル語)」と叫ぶシーンが見受けられた。
相手選手だけに出なく、マイノリティーへの侮辱にも通じるこの行為を問題視したCONMEBOLは、サポーターがこの声を発した場合、その国のサッカー協会に1万ドル(約110万円)の罰金を課すことにした。
ちょっといい話
今回のコパ・アメリカに使用されたゴールは、大会後、競売にかけられることになっている。売り上げは10万ドル(約1100万円)以上と見込まれており、このお金は南米各国の病気の子供や孤児の救済にあてられる。
予言された決勝のカード
『ザ・シンプソンズ』というアメリカのアニメをご存じだろうか。以前からこのアニメは、未来に起こるいろいろな出来事を予言していると騒がれているのだが、今回は、ブラジルで5年前に放送された1シーンが今話題になっている。
舞台はW杯の決勝で、シンプソンズ・ファミリーの父親がこの試合の笛を吹いているという設定だ。試合はブラジル対ドイツということになっているが、ドイツのユニホームはなぜか白地に赤の斜めのライン。どう考えてもペルーにしか見えないのだ。巷では、『ザ・シンプソンズ』がコパ・アメリカ決勝を予言していたと言われている。
ペルー決勝進出の陰に謎の占い師
チリを破って決勝に進出したペルーのスター選手クリスティアン・クエバは、今大会の試合中、左足のゲームソックスの中にいつもダイヤの8のカードを忍ばせている。ブラジル戦はセカンドカラーの白のゲームソックスだったため、カードがばっちりとテレビカメラにも映っていた。チームメイトも監督もなんで彼がそんなことをするのかわからなかったが、ついにその理由が判明した。
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