2019.04.02

まだ終わりじゃない。岡崎慎司、
レスター退団を明言して燃やす向上心

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 レスター・シティの岡崎慎司が、退団希望を明らかにした。

 ベンチスタートで出番のなかったレスター対ボーンマス戦後、「チームを出るのが基本路線。ヨーロッパでもう一回、自分の価値を上げたい」と語り、シーズン終了後にレスターを離れ、移籍する考えを明かした。

監督が交代しても岡崎慎司の出場機会は増えていない 次のステップについては、「正直、そんなことを考えられる立場にない」と前置きしたうえで、「4大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ)に残れるなら残りたい。1年でも2年でも、どんな契約であろうと残ってプレーしたい。レスターに残留することはないけど、プレミアリーグはあるかもしれない。『プレミアでやりたいな』と思うこともある。でも、人生1度しかないので、違うリーグで、違う自分が見たい気持ちもある。そんな選べる立場にないので、4大リーグでオファーがあれば行くという感じです」と希望を語った。

 ただし、今回の退団希望については、「あらためて」という注釈が必要だろう。1月の移籍期間にも、退団希望を明らかにしていたからだ。

 実際、ハダースフィールド・タウンやクリスタル・パレス、フラム、カーディフ・シティといったプレミアリーグ所属の各クラブは、レスターに「岡崎獲得」を打診した。なかでも、ハダースフィールドは具体的なオファーを提示するなど、熱心に獲得に動いていた。岡崎も「いいオファーだと思う」と語り、ハダースフィールドへの移籍に前向きだった。

 しかし、これに待ったをかけたのが、レスターだった。岡崎とレスターの契約は、今シーズン終了時まで。つまり、契約満了となる今シーズンのオフには、フリーで籍を移すことができる。

 だが、英衛星放送『スカイ・スポーツ』によると、レスター側は冬の移籍期間で岡崎の移籍金を「500万ポンド(約7億2000万円)」に設定。上記4クラブはこの設定額の移籍金をオファーできず、岡崎はシーズン後半戦もレスターにとどまることになった。こうした経緯を踏まえての退団希望なのだ。