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W杯のVARや日本について
外国人記者が放談!「日本は経験不足」 (5ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by Sano Miki

「昨年11月に対戦(1-0でベルギーが勝利)したときのことを考えれば、ベルギーにとって日本は難しい相手ではないと思っていた。ベルギー人はみんな、日本には楽に勝てると思っていたんだ。それが0-2にされたわけだから、焦ったよ。

 もちろん、あの試合の日本は本当にいいプレーをしていて、日本に足りなかったのは経験だけだったと思う。ラストのワンプレーは、日本のCKからのベルギーのカウンターだったけど、経験があればあれほどリスクを冒すことはなかったと思うし、(簡単にGKにキャッチされた)本田圭佑のキックもマズかったよね」

 そして、前出のイタリア人のクーロ記者はこんな話をしてくれた。

「ベルギーをあと一歩まで追いつめた日本の戦いは見事だった。大会のベストチームを敗退寸前まで追いつめたわけだからね。

 日本では、次の監督を外国人にするか日本人にするかといったことが議論になっているようだが、なぜ日本はそこまで外国人監督を招きたいのかがわからない。自国の監督のほうが言葉は通じるし、メンタリティは一緒だし、実際、自国の監督のほうが結果を出しているじゃないか。日本の歴史でも、W杯の歴史でも、それは証明されている。

 日本もロシアでの戦いでそれはわかったと思う。選手だって母国語を話す監督のほうがやりやすいに決まっている。過去のW杯の優勝監督は全員その国の出身者だ。日本はもう外国人監督に頼る必要はないと思うけどね」

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