乾貴士、ホーム最終戦で胴上げ→落下。バスクの山に響くイヌイコール (3ページ目)
エイバルの一員として、乾はこの日、最後のイプルアでの試合を戦った。
イプルアで最後に起きた"イヌイ・コール"は、シュートではなく、相手を掴み続けてもらったイエローカードに対してだった。完全なファウルで、美しいものではなかった。それでもイプルアの人々は乾にエールを送った。
3年間、この小さな街の人々を楽しませた東洋の小さな魔法使いが、後ろ髪を引かれないように気持ちよく送り出すかのような"イヌイ・コール"が、バスク地方の山間(やまあい)のスタジアムに響き渡っていた。
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