2018.04.20

福田正博が「今からでも勝つ可能性のある
西野ジャパン23人」を選出

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

【福田正博 フォーメーション進化論】

 ロシアW杯2カ月前で日本代表監督が交代したが、西野朗新監督が選手たちを指導できる時間は、5月30日に行なわれるガーナ戦のために選手が集まってからの約4週間しかない。限られた時間のなかで、「やりたいこと」「やるべきこと」「やりたいけど諦めること」を見極めて整理をし、チームを作り上げてくれると期待している。

4月12日に就任会見を行なった日本代表の西野朗監督 まず西野監督が考えるべきは、選手たちのコンディショニングだ。前回のブラジルW杯ではそれに失敗したことが大きな敗因となっただけに、今シーズンの試合出場数に差がある海外組、過密日程で戦うJリーグ組のコンディションを揃えなくてはいけない。そのうえでメンバーを絞り、戦術を落とし込んでいくという難度の高い仕事になる。

 先日のTV番組『スーパーサッカー』で、西野監督のもとでプレーした経験がある川口能活、播戸竜二と共演した際に、監督の人物像を聞いたところ、「意外とざっくりした人」という答えが返ってきた。

 私自身は現役時代の西野監督と同じピッチでプレーをしたことがなく、解説者としてJリーグ監督時代に取材した時の印象では、「勝負は細部に宿る」と理詰めで考える方だと思っていた。しかし実際は、大枠は決めるけれど自分の考えを最後まで押し通すわけではなく、選手や周りの意見を聞きながら、委ねるべきところは委ねながらチームを作る柔軟な指揮官だという。

 今回のスタッフには、U-21代表監督の森保一コーチと、ハリルホジッチ監督時代から留任した手倉森誠コーチもいる。守備面をある程度その2人に任せながら、全体を西野監督が把握するというマネジメントをしていくことになるだろう。