ぺぺもいるトルコの暴れん坊クラブが、
大人の戦いでCL驚異の快進撃 (2ページ目)
だが、とにかくゴールが遠かった。
MFナビ・ケイタが前を向いてボールを持つと、DFラインの背後を狙う3トップへ面白いようにスルーパスが通る。決定機と呼べるシーンが何度あったかわからない。しかし、ベシクタシュのGKトルカ・ゼンギンの好守もあって、シュートだけがなかなか決まらなかった。
ようやく後半42分にケイタが鮮やかな個人技でゴールを決め、同点に追いつくも、ロスタイムにベシクタシュのMFタリスカに勝ち越しゴールを決められ、万事休した。
"らしさ"の片鱗は見せるも勝ち切れない。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は「来季につながる価値ある経験を得られた」と成果を口にしたものの、一連のグループリーグでの戦いを象徴するような悔しい試合で、ライプツィヒのCL初陣は幕を閉じることとなった。
その一方で、一躍、今季CLの台風の目となっているのが、トルコのベシクタシュである。
昨季CLでベスト4のモナコ、昨季もラウンド16へ進出するなどCLの常連であるポルト、そしてドイツで躍進してきたライプツィヒと、際立つチームこそないものの、粒揃いのグループGにあって、ベシクタシュの前評判は決して高くはなかった。
ところが、初戦でポルトにアウェーで3-1と勝利し、勢いに乗った。その結果が、最終節を待たずしての首位通過決定である。
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