大迫勇也は警告していた。監督解任、EL敗退のケルンは降格一直線か
ヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ最終節。直接対決での突破をかけてベオグラード(セルビア)に乗り込んだケルンだったが、同じ勝ち点で並んでいたレッドスターに1-0で敗れ、敗退が決まった。大迫勇也はフル出場したものの、ゴールは不発に終わった。
ヨーロッパリーグ、レッドスター戦にフル出場した大迫勇也(ケルン) 大迫にとっては怒涛のような1週間だった。12月2日のブンデスリーガ第14節。ケルンはシャルケに2-2で引き分け、勝ち点1を得た。それまでの13戦で得た勝ち点わずか2のケルンにとって、現在3位のシャルケとアウェーで対等に戦ったことは大きな収穫だ。しかも13戦で4得点しか挙げていないチームが2得点。光明が見えたと言ってもいい一戦だった。
しかしこの試合をもって、ペーター・シュテーガー監督が解任された。試合後、円陣を作った選手たちに自ら話をしたのだろう。輪が解けたときには涙する選手もちらほらと見られた。その後、シュテーガーはスタンドに挨拶を行ない、アウェーのスタジアムでチームに別れを告げた。もともとシャルケ戦翌日の日曜日にクラブと監督が話し合いを持つことは決まっており、解任は「いわば既定路線だった」と、シュテーガーは明かしている。
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