新体制2戦目で先発。トップ下の岡崎慎司「自分にピッタリだと思う」 (3ページ目)
裏に抜ける動きや、バーディーとのコンビも悪くない。そういう意味では自分に合っていると思う。(右サイドMFとして先発した)リヤド(・マフレズ)がサイドから真ん中に入ってくれば、僕がもうちょっと前に出て、裏を狙えるので。味方を使いながら、自分のよさを出せている感触はありました」
前半は新しいポゼッションスタイルで押し気味に進めたレスターだが、後半に入ると失速した。21分に相手GKとの接触プレーで左大腿(だいたい)部を強打した岡崎も、「前半はごまかしながらできたけど、後半は止まるのもきつかった」という満身創痍の状態。58分に途中交代で退き、同位置にケレチ・イヘアナチョが入ると、前節のエバートン戦と同じように自陣深い位置で守備ブロックを構築するようになった。しかし、守備陣が踏ん張りきれず、73分にコーナーキックからピーター・クラウチのヘディングシュートを被弾。2-2の同点に追いつかれ、勝ち点1を分け合った。
この結果、ピュエル就任後の成績は1勝1分。就任前は降格圏に沈んでいたことを思えば、決して悪い滑り出しではないだろう。
ただ、新しい試みにトライしていることから、チームの課題も浮かび上がった。ひとつは、ぎこちなさが目立つボールポゼッション。「ボランチを含めて慣れていない部分がある。サイドバックを含めて、(動きが)まだ停滞してしまう。流れができないというか」と岡崎が反省点を口にするように、スムーズなパスワークと呼ぶにはほど遠い出来だった。もともとカウンター型のチームであることから、この点については、しばらく時間がかかりそうだ。
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