「俺には時間がない」。内田篤人が率直に語るベルリンでの近況と代表 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格/アフロ●写真 photo by Chiba Itaru/AFLO

――状況的には出場機会をじっくり待とうということですか?

「うーん、しょうがないよね、チームが勝っていれば(選手を)代えられないのは普通だから。攻撃の選手ならチャンスはあるけど、ディフェンスラインだからしょうがない。いいじゃん、じっくりちゃんと練習できると思えば。でも、この状態があまり長く続くようなら考えなくちゃいけないけど」

――え、早くも次を?

「そりゃそうでしょ。俺には時間がないから」

――焦りはありますか?

「いや、どうかな。しょうがないから、こればっかりは。(ウニオン・ベルリンは)CLがあって週2ペースで試合があるわけでもないし。この間、90分出た試合(ザントハウゼン戦)では勝てなかったし、俺もあまりよくなかった。代えるきっかけにはならなかった、ということだと思うよ。もともとこのチーム、いい選手が揃っているからね」

――現在のレギュラー右SB(クリストファー・)トリンメルのような守備的スタイルを求められているのか、それとも内田選手のスタイルでいいのか。

「と、思うけどね。それがダメなら出ていくだけじゃない?」

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