日本は勝てるのか。W杯欧州予選1位通過の「伏兵国」はこんなに強い

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 出場「13」枠を巡るワールドカップ欧州予選は第1ラウンドの全日程が終了し、各グループの首位となった9チームがロシア行きの切符を手にした。続く第2ラウンドでは、各グループ2位のなかの最下位となったスロバキアをのぞく計8チーム(スウェーデン、スイス、北アイルランド、アイルランド、デンマーク、イタリア、ギリシャ、クロアチア)によるプレーオフが11月9日〜11月14日にホーム&アウェーで行なわれる予定だが、今回は見事に首位通過を果たした9チームの顔ぶれを確認しておきたい。

W杯欧州予選で歴代最多16ゴールを記録したポーランドのレヴァンドフスキW杯欧州予選で歴代最多16ゴールを記録したポーランドのレヴァンドフスキ まず、順当に本大会出場を決めたのは、フランス、ポルトガル、ドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーの強豪6ヵ国。いわゆる「ヨーロッパの第1グループ」とされる強者たちだが、なかでもドイツ、イングランド、スペイン、ベルギーの4ヵ国はいずれも無敗で首位通過。圧倒的な強さを見せた一方で、昨年のユーロ2016優勝国ポルトガルと準優勝国のフランスは予想外の苦戦を強いられ、ようやく最終節で本大会出場を決める格好となった。

 一方、首位通過を果たした残り3ヵ国のアイスランド、ポーランド、セルビアは、W杯優勝を狙うには厳しいものの、いずれも旋風を起こす可能性を十分に秘めたダークホース的存在。日本ではあまり馴染みのない国かもしれないが、対戦するとなると実にやっかいな注目のチームが揃った印象だ。

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