2017.10.01

逆境に燃える香川真司、
自画自賛の美ゴールでレアル戦の悔しさ晴らす

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 目の醒めるような鮮やかなループシュートだった。ブンデスリーガ第7節アウクスブルク対ドルトムント。ドルトムントがアンドリー・ヤルモレンコのゴールで先制したものの、早々に追いつかれ、ホームのアウクスブルクが勢いづくかに見えた23分だった。

アウクスブルク戦に先発、勝ち越しゴールを決めた香川真司(ドルトムント) ドルトムントの中盤からのロングパスの処理にもたついたマルティン・ヒンテレッガーとフィリップ・マックス。その隙をついてオーバメヤンがプレスをかけてボールを奪い取ると、マイナス方向にパス。これをヤルモレンコがゴール中央に横パスを送ると、香川真司が右足ダイレクトでシュートした。

「あの瞬間に、ループを狙える(と思いました)。(2016年4月、香川がループシュートを決めた)シャルケ戦じゃないですけど、そういうイメージが湧いて、ムダな力も入らなかったです。あのゴールも素晴らしかったんですけど、あれ以上に、自分で美しいといったらヘンですけど、(美しい)ゴールが決まったと思っている。よかったと思います」

 自画自賛するのもわかるビューティフルゴールに、自ら昨年のルールダービーで決めたゴールを持ち出した。現地ドイツのメディアも「夢のようなゴール」と、やや大袈裟に称えている。