ネイマール加入のPSGに対抗できるクラブは?今季のリーグ・アン展望 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 現状でモナコは、ボランチに2500万ユーロ(約31億円)でベルギー代表の20歳の天才MFユーリ・ティーレマンス(前アンデルレヒト)と、左サイドバックに約1300万ユーロ(約16億7000万円)でセンターバックもできる23歳のDFテレンス・コンゴロ(前フェイエノールト)を補強。あくまでもクラブの方針に従い、若手主体のチーム作りを継続する構えを見せている。

 もっともモナコにとっては、主力の引き抜きで苦しむのは夏の恒例行事でもあり、そのなかで試合を重ねながら若手を成長させてチーム強化を図るのがレオナルド・ジャルディム監督の得意技。過去の実績からしても、必ずや優勝争いに加わってくるだろう。

 そして、この両チームの優勝争いに割って入りそうな勢いなのが、DF酒井宏樹が所属する名門マルセイユだ。

 マルセイユは昨年10月、MLBロサンゼルス・ドジャースのオーナーだったアメリカ人実業家のフランク・マッコートがクラブを買収。公約とした大型の資金投資を実行し、さっそく冬のマーケットでフランス代表のFWディミトリ・パイエ(前ウェストハム・ユナイテッド)や、左サイドバックにDFパトリス・エブラ(前ユベントス)といったビッグネームを獲得して注目を集めた。

4 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る