走行距離1位のリバプールがCLに復帰。
連戦の来季はスタミナ勝負に (4ページ目)
プレミアリーグとCLの二足の草鞋(わらじ)を履く来シーズン、夏の市場における選手層の拡充を含め、プレーヤーの「スタミナ維持」が課題になりそうだ。
とはいえ、リバプール界隈から悲壮感など伝わってこない。1970~1980年代に選手としてリバプールの黄金期を支え、現在は解説者を務めるフィル・トンプソン氏も声を弾ませる。
「多くの補強費をかけることなく、クロップが素晴らしい仕事をやってのけた。来シーズンが楽しみでならない。国内リーグでは、他の5強とともにタイトルを目指すことになるだろう。一方、欧州の舞台は難易度が高い。現実的な目標はベスト8だ」
自軍の選手を我が息子のように見守るクロップと、その期待に応えようと全身全霊を捧げる選手たち。ドイツ人指揮官は「我々の未来は明るい」と胸を張る。
「CL復帰」というひとつ目のハードルを飛び越え、クロップ体制はステップアップを果たした。在任3季目となる来シーズン、はたして彼らにはどんな物語が待っているだろうか。
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