バイエルン5連覇。ドルトムント
香川真司は先発復帰も隠せない疲労感 (2ページ目)
ケルン戦はそんなドルトムントの中途半端な現状がもろに出た試合だった。もちろん4月はこれで9試合目というハードスケジュールもあるのだが、序盤から攻め込みながら最後の最後でゴールを割れない。ケルンの守備がよかったというよりも、自分たちの小さなミスから得点のチャンスを潰していった。
前節ボルシアMG戦、ドイツ杯バイエルン戦と出番がなかった香川がこの日は先発。15分にはチームにとって最初のチャンスを作っている。後方のマルコ・ロイスからパスを受けた香川はタイミングをみながらゴール前に速いクロスを入れ、オーバメヤンのシュートがネットを揺らした。だが、香川の位置がオフサイドだった。
「映像を見てないけど、オフサイドではない感覚でプレーしていた。いいパスだったので。判定はわからないです」
続いて16分にはショートコーナーから香川が入れたクロスを、ユリアン・ヴァイグルが頭で合わせたが、これは枠を外れた。さらに27分にはオーバメヤンのラストパスにロイスが飛び込んだが、今度は枠の上へ......。香川は66分に退く直前にもシュートを放ったが、これも枠を捉えられなかった。
「合わせにくかったですね。パスはむしろいいボールだったと思うんですけど、バウンドしてたので難しかったです」
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