「元オランダ代表カイト」から岡崎慎司の現状を考えてみる (5ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 そして、ここぞという大一番で貴重なゴールを挙げることも大きかった。監督の期待に応えるように、シーズン終盤のCL準々決勝や準決勝で得点(CLで計5ゴール)。勝負強さも、カイトの大きな武器だった。

 一方、岡崎の場合はどうか。アーセナル戦では高さのあるウジョアを起用し、チームとして別のオプションを採用した。しかし、レスターの肝であるプレッシングサッカーで、岡崎が戦術上の要人であることに変わりはないだろう。

 現在のプレースタイルを考えれば、ゴールチャンスはそう多くない。守備に追われていれば、やはりシュートの絶対数は少なくなる。それでも、勝負を決めるような大事なゴールを決めておきたい。今シーズンは残り5試合。アーセナル戦ではチャンスを逃したが、得点以外のタスクは完璧にこなしているだけに、ネットを揺らして最大限にアピールしたいところだ。

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