4年ぶりの先発で見せた、
34歳FWデフォーの「イングランド代表愛」 (4ページ目)
それは負傷のケイン、不振のルーニーやFWダニエル・スタリッジ(リバプール)がいないストライカー陣も同じで、「ベテランのデフォーの復帰はイングランドでストライカーが不足している証拠。若手が育っていない」と嘆く元イングランド代表FWのアラン・シアラーの言葉は正論である。
しかし、約1年の長丁場となるW杯予選では、デフォーのようなベテランの力が必要になる局面も出てくる。格下のリトアニアが相手とはいえ、経験に裏打ちされた落ちついたプレーで結果を残し、勝利に導いた功績は大きい。
「もっと前へ行きたい。もう一度、国際主要トーナメントに出場できれば......それは自分の夢が叶うことになる」
デフォーはそう語る。
2018年のロシアW杯まで、あと1年ちょっと。現実的に考えて3度目となる国際大会出場の可能性は高くはないが、それでもデフォーの「代表愛」が消え失せることはないだろう。今後も要所要所で招集され、イングランド代表の力になりそうだ。
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