主将・酒井高徳も驚く、ハンブルガーの
日系FWボビー・ウッドとは? (2ページ目)
しかしこの試合後、ウッドは自身のプレーについて、控えめにこう評価している。
「僕の中では『ゴールにどれだけ貢献できたか』ということ自体は、二の次なんだ。僕たちは、チームとしてまとまり、素晴らしい戦いをして、ヘルタから勝利を奪うのに値する試合ができた。守備をするのも、僕にとってはいたって普通のこと。ボールを取り返すために後ろへ戻ることは、何も苦じゃないよ」
このヘルタ戦で、ウッドの1対1勝利は14回。これはHSV出場選手でトップの回数だった。大柄な選手が揃うブンデスリーガにおいて、180cm、79kgのウッドは、やや小柄な部類に入るが、それでも、チームのために最前線からプレスを仕掛け続けることを厭わない。
そんな彼に対して、チーム内からも称賛の声が多数上がっており、ヘルタとの激闘を終えた守護神レネ・アドラーも「ボビーはものすごいスピードで相手を追いかけてくれるし、後ろに下がって仕事もしてくれる。ファンタスティックでモダンなフォワードだよ」と、地元紙ハンブルガー・モルゲンポストに語っている。
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