ブンデス2部でトップ下からボランチに。山田大記「今はすごく楽しい」 (5ページ目)

  • 鈴木智貴●文 text by Suzuki Toshiki
  • photo by AFLO


「なかなか先が見えなかったんですけど、自分の目指すべき姿とか、現実とかが見えてきて、それにともなって試合にも出られるようになった。精神的なところはまだまだですけど、それでも前よりは成長できたなと思います。今は(試合に)出てますけど、そんなにスタメンに対する安堵感はないです。

 でも、ボランチの選手たちの中では、絶対に自分が攻撃では一番特長を出せたり、違いを作れると思っています。ボランチとして求められるところ、最低限の守備や空中戦も多少なりともやっていかないといけないので、そこらへんを意識しつつですけど。正直、自分のポジションはたぶんボランチしかない。あそこ(今シーズン序盤)で干されて、その後ボランチになってなければ、もしかしたら自分のポジションはなかったかもしれません。ボランチにコンバートしてくれたのはオラル監督なので、何がいい方向に行くかっていうのは分からないもんですね(笑)」

 かの有名な自然科学者、チャールズ・ダーウィンの言葉を借りるならば、「変化に適応できる者こそ生き残れる」はず。移籍3年目、転換期を乗り越えつつある彼は今、刺激に満ちた日々を過ごしている。

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