ブンデス2部でトップ下からボランチに。
山田大記「今はすごく楽しい」 (2ページ目)
だが攻撃では、前半から全速力で前線へ駆け上がりながらもサイドからの折り返しがくることはなく、48分にペナルティーエリア外側から放ったハーフボレー気味のシュートが、唯一の見せ場だった。
「基本的に相手がマンツーマンでくるというのは分かってたんで、動きながら(ボールを受ける)っていうのをすごく意識した。そんなにいい形でボールをもらえる相手じゃない。個人的なところでいえば、セカンドボールだったり、戦うところを意識しなきゃいけないな、と。
後半、だんだん自分たちの形ができてくるかなっていうイメージだったんですけど、間延びしてきて、最後までバタバタした展開になってしまい、ボランチとしては攻撃的な見せ場を作るのは難しかったです。個人的には、もっと前に行きたいんですけど、(ボランチでコンビを)組んでるプレーメルも前に行っちゃうので、『先に行ったもん勝ち』みたいな(笑)。あいつ、結構先に行っちゃうから」
カールスルーエでの過去3シーズン、山田は攻撃の中心だった。ジュビロ磐田から彼を引き抜いたマルクス・カウチンスキ監督は、極東の地からやってきた日本人に全幅の信頼を置き、たとえ状態が悪くとも、一貫してトップ下のポジションを任せ続けた。
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