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ケルン大迫勇也が語る。「代表に
呼ばれない間は家族旅行に行っていた」 (2ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko 千葉格●写真 photo by Chiba Itaru

――「またか?」と言われたりしないんですか。

「うちのチームはみんな監督に話をしにいきますからね。試合に出られなくなったら、なんか監督のところにみんな行くんです。だから出られなくなった最初のころ、逆に監督に『なんで話しに来ないんだ』って言われました。その(意見を言い合える)メンタルがドイツ人はすごいなって」

――オープンなんですね。

「意見を一方的に言うんじゃなくて、話し合いみたいな感じかな。『俺はこう思うけど』というのに対し、監督は『俺はこう思ってる、こうやったら出られる』みたいな感じです。俺が話しにいった時は、『今はチームがうまくいっていて、トップがはまってるから、お前はサイドハーフとして使いたい』と言われて。『だから頑張ってほしい。そこで我慢して』と。だけど、得意なところはフォワードだというのはわかってると、ずっと言われていました」

――そういう人間関係がなかったら、この2年間は大変だったかも?

「そうですね。その話し合いでモチベーションを自然と保っていたことは確かでしたね。そういう個別の話し合いも含めて、チームの輪を作るのがすごく上手だと思う。グループ作りを意識して取り組んでいる人かなと思います。いい雰囲気で、緊張感を持たすべきところは持たすのがうまい人」

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