清武は不在も好調のセビージャが
「リーガ4強時代」の幕を開けるか (4ページ目)
一方、今オフにセビージャからアトレティコに移籍したケビン・ガメイロ、逆方向にローンで移ったルシアーノ・ビエットとマティアス・クラネビッテルにとっては古巣対決となり、彼らはさまざまな感情を抱えて試合に臨むだろう。また、サンパオリ監督はアルゼンチンの同胞であるディエゴ・シメオネ監督とリーガで初対戦を迎える。
そして、もしこの因縁浅からぬ一戦をホームのセビージャがモノにすれば、07年以来のリーガ首位に立つ可能性もある。バルサとレアル・マドリードの2強体制を崩したアトレティコから白星を奪って、4強時代の始まりを高らかに宣言するのか。いびつだった放映権料の分配が見直されることになるリーガでは、より健全な競争への期待も膨らんでおり、新指揮官のもとで模索しながらも躍動する今季のセビージャは、その新しい時代の旗手となれるかもしれない。
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