岡崎慎司ベンチ外でまた大敗。迷走するラニエリよ、どこへ行く? (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

 さらに指揮官は、「火曜日にタフなCLの試合が待っているので、チームをオーガナイズしたかった。プレミアリーグは1年間の長丁場だが、CLは2ヶ月の短期決戦。すべての選手をフィットさせる必要がある」と、FWイスラム・スリマニとFWリヤド・マフレズをベンチスタートにした采配について説明した。たしかに、CLの試合前にブレーキをかける起用法は正しく、38試合のプレミアリーグなら主力を落として黒星を喫したとしても、ある程度は挽回できるだろう。

 ただ、だからといって、第8節を終えて14失点を喫し、アウェーで全敗という惨状も無視できない。プレー内容も褒められたものではない今の状態なら、国内リーグに専念してもリーグ中位を維持できるかどうかは疑わしい。それほどまで、チェルシー戦の低調なプレーは目に余った。

 一方、日本代表の岡崎慎司は、今季2度目のベンチ外となった。ロンドン遠征には帯同し、レスターのトレーニングウェアを着用してベンチ裏から戦況を見守っていた。ラニエリは、「国際マッチから長距離を移動して戻ってくると、本来の岡崎ではなくなる」と、長距離移動の疲労を考慮したと説明した。

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