2016.07.16

技術でもドイツ語でもない。宇佐美貴史「2度目の挑戦」に必要なこと

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

アウクスブルクに合流、さっそく練習試合に出場した宇佐美貴史 宇佐美貴史の2度目のブンデスリーガ挑戦が始まっている。7月1日にアウクスブルクから正式発表がされ、39番の新ユニフォームとともに写真に収 まると、その2日後に行なわれたプレシーズンマッチ、ゾントホーフェン(5部)戦に途中出場してさっそくゴール。13日に行なわれたイラーティッセン(4 部)戦では先発出場してアシストを記録するなど、順調に歩みを進めている。

 聞くところによると、宇佐美の今回の挑戦には本田圭佑の「檄」に近いアドバイスが刺激ときっかけを与えているようだ。日本代表の常連になるにつれて、欧州組に囲まれる時間は長くなる。自然と今回の再挑戦という判断に至ったのかもしれない。

  ただ、もともと宇佐美は、2013年にガンバ大阪に戻った時から欧州への再挑戦を視野に入れていた。「それがいつのタイミングになるのかはわからない が......」という言い方を、以前、インタビューを行なった際にしていた。ロシアW杯を視野に入れながら、ガンバ大阪の状況も考慮しつつ、さらに自分の年齢と も相談して今回のタイミングということになったのだろう。この5年に限っていえば、一度帰国し、欧州に再挑戦する選手は初めてとなる。