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ドイツ2部で復活の宮市亮、「最終戦の爆発」と「ケガ対策」を語る (2ページ目)

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Itaru Chiba/AFLO

 幸い膝の状態は回復し、第33節は終盤に7分間出場。チームはすでに順位が決まり、残り試合も少なくなっていたため、監督、チームスタッフそして本人にとっても無理をせずに来季に向けて調整するという意味合いが大きくなっていた。

「今日(第33節)の起用のされ方もそんな感じだと思います。メディカルスタッフとも監督とも話して、徐々にやっていくしかないと。大きな怪我でしたし、焦ることはないんじゃないかという判断です」

 宮市もまだ本来の状態が戻ってきていないことをハッキリと感じていた。

「プレーしていても、全然感覚が違う感じはあります。それは前に怪我から復帰した時と同じ感じというか、これまでも怪我の後はコンディションを戻すのが大変だなと感じたんですけど、今回も本当に大変だなと思っていて、まだ時間はかかるのかなと思います」

 フィットネスは90分プレーできるような状態からはほど遠い。体には自分が思うようなキレがなく、どこかボールも足につかないし、周りもよく見えない。本来であれば瞬時に判断を下せるところが、なかなか頭も回らない。長期間、実戦から離れていたことで、いわゆる「試合勘」が損なわれていたのだ。

「復帰戦なんかはピッチがものすごく広く見えました。『こんなに広かったっけ?』みたいな。変な感覚でした」

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