2016.05.18

【EL】名門リバプールは11年ぶりの
国際タイトル獲得なるか?

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi  photo by AFLO

 5月18日、スイスのバーゼルにあるスタジアム「ザンクト・ヤコブ・パルク」で行なわれるUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦は、例年以上に注目を浴びる一戦となっている。

 3年連続で決勝に駒を進めたセビージャ(スペイン)にとっては、前人未踏の「EL3連覇」という偉業がかかった大一番。一方、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプール(イングランド)としては、クラブ史上通算4度目のEL優勝(UEFAカップ時代含む)、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した2004-2005シーズン以来となる国際タイトル獲得なるか、という大事な一戦だ。

低迷していたリバプールに新たな風を吹き込んだユルゲン・クロップ監督 また、昨季からEL優勝チームには来季のCL出場権が与えられることになったため、国内リーグの成績でそれを逃している両チームにとって、ELは是が非でも手にしたいタイトル。お互いが全エネルギーを注ぎ込む総力戦になることは間違いない。

 とりわけ、序盤の成績不振でブレンダン・ロジャーズ前監督を解任し、昨年10月からクロップ監督にチーム改革を託した名門リバプールにとっては、このタイトルが新しい歴史の始まりを意味する、いわば"改革の旗印"となる可能性は高い。国内リーグでは8位の成績に終わったものの、すでにクロップ就任によって新風が吹き始めていることはたしかで、仮にEL優勝を果たせば、クロップのサッカーは今後さらに勢いを増して浸透していくはず。つまり、来季以降のリバプールの行方を占う意味でも、極めて重要な試合なのだ。