2016.04.21

ドルトムント、ドイツ杯決勝へ。香川真司「苦しい時期も乗り越えた」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

ドイツ杯準決勝ヘルタ戦でアシストを決め、勝利に貢献した香川真司 ドイツ杯準決勝はドルトムントが3−0でヘルタ・ベルリンを下した。もう一方の準決勝はバイエルンがブレーメンに勝利しており、決勝はバイエルン対ドルトムントという鉄板の、言ってみれば代わり映えのしないカードに決まった。

 リーグ戦では4位につけているヘルタだが、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目の前にして足踏みを始めている。この3試合は勝ち星なし。先週末のリーグ戦は残留争い中のホッフェンハイムに逆転負けを喫している。その試合では試合後の取材が縮小され、ごく一部の選手しか対応しなかった。アウェーの試合で移動の都合による可能性もあるが、敗戦のショックと見ることもできる。CL出場権を得られる3位または4位で終わることを、それだけ強く意識していることの裏返しだ。

 ドルトムント戦でも悪い流れがそのまま出た。試合後の原口元気は途方に暮れていた。

「相手が強かったなというか、(ボールを)取ってもすぐ取られてしまって......の繰り返しで、バイエルンとやっているのと変わらない感じだった。取ったときには乳酸が溜まっている感じ」

 限界まで走らされ、せっかくボールを奪っても体力が残っていないということだ。これでは攻撃にならず、しだいに守備もままならなくなっていく。