ミランCEOに釈明した本田圭佑。先発フル出場で信頼は揺るがず (2ページ目)
そしてローマ戦。本田はまた先発メンバーに入り、監督とチームからの信頼が揺らいでいないことが証明された。
試合開始直後にゴールを奪われたミランはかなり苦戦し、リードされたままハーフタイムを迎えた。しかしこの日のミランはそこでは終わらなかった。後半のミランは前半とはまるで違うチームのようで、すぐにクツカのゴールで同点に追いついた。そのアシストをしたのが本田だった。その後もミランには勝利を決めるチャンスが何度もあったが、残念ながらどれもゴールにまでは繋がらない。特にバッカのバーを叩くシュートは惜しかった。
このローマ戦はミランの今シーズンを映し出す鏡のようだった。まずは開始直後に失点、その後のスランプ、そして復調、同点ゴール、惜しい終盤......。ここまでのミランがたどってきた道とそっくりだ。
ホームで惨敗したボローニャ戦に比べると、選手たちはこの試合で明らかに、より高いやる気と勇気を示していた。まだ大きな前進というのはあたらない。しかしそれでもローマの本拠地、熱いローマニスタの集うオリンピコで試合を引き分けに持ち込んだことは、チームが熱気を取り戻すきっかけにはなったはずである。
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