ミランCEOに釈明した本田圭佑。先発フル出場で信頼は揺るがず
週末の試合(第19節)で2015~2016のセリエAはシーズン前半を終えた。ミランの勝ち点は29と、昨シーズンに比べれば3ポイント多い。しかしこんなわずかな進歩だけでは誰も満足することはできない。何しろ今シーズンは選手補強にかなりの金をかけ、チームが目指していたものも、より高かったのだ。
リーグが再開された水曜(1月6日)の試合で、ミランはいきなりホームでボローニャに敗れてしまった。この敗戦はミランに大きなダメージを与え、シニシャ・ミハイロヴィッチのミランベンチからの去就がまたも取りざたされるようになった。
昨年からの張り詰めた空気の中、その週にはイタリア国内で、本田圭佑の過激な発言が報道されていた。日本の共同通信が行なったインタビューということだが、まるでミランや選手に対する攻撃のような内容に、チームは震撼した。
ローマ戦にフル出場、同点ゴールをアシストした本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 結局、これは英語からイタリア語に訳す時の誤りであったのだが、それが発覚するまでの間、このニュースはイタリア中で大きく取り扱われた。そのため本田は急遽ミランのガッリアーニCEOと会見し、自分の発言の真意を直接釈明しなければならなかった。この席で本田は、2年前に自分を望んでくれたミランに感謝し、チームはデリケートな状態にあるので選手個人のひとりではいかんともしがたいところはあるが、状況を変えるためになら率先して頑張ると述べたという。
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