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絶好調のハーフナー・マイクをハリルジャパンで見てみたい! (3ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru  photo by AFLO

「自分はフィテッセ時代にも(フェイエノールト相手に)点を決めていたし、むしろ(フェイエノールトから)オファーも来ていたし(笑)。いや、これ以上、調子に乗っても意味がないんで、(話すのは)やめておきます」

 今年1月、フェイエノールトがハーフナーにオファーを出したことは、「公然の秘密」となっている。当時のハーフナーはスペインのコルドバとの契約を解除して、フリーの身。しかし、フェイエノールトとの交渉は成立しなかった。

 欧州主要国のリーグ後半戦が始まっても、ハーフナーの浪人生活は続いた。そしてようやく、3月2日にフィンランドリーグの強豪HJKヘルシンキへの移籍が決定。初めての試合は雪のなか、たった500人の観客しかいなかった。スタンドは寂しかったが、コルドバでのベンチ外の日々を含めれば半年も実戦から遠ざかっていたハーフナーは、ヘルシンキで試合を重ねることによってコンディションを高めていくことをひたすら心がけた。

 一方、フィテッセ時代のハーフナーを知るオランダリーグの関係者は、彼がフィンランドリーグで収まる器でないことを理解していた。この夏の移籍市場で古巣フィテッセもハーフナーに声をかけたが、「家族がみんなデン・ハーグに住んでいるので、ADOでも別に悪くないかなと。スペインからフィンランドに行って、それからいきなり(欧州の)トップレベルには行けないと思ったので、オランダでちょっとひとつ高いレベルでやりたいな、という思いもあった」と、デン・ハーグへの移籍を決める。

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