「要求はしている」。岡崎慎司が語ったチームメイトとの連係面 (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke  photo by AFLO

 そして、パスを受けた後の「勝負の局面」で、いかに怖さを示せるか――。ここも、ゴールを奪う上で外せないポイントになる。

「トラップとかヘディングでシュートを打ってつなげれば、もっと自分にチャンスが巡ってくると思う。本当に、もうちょっとのところ。それを決めれば、自分の価値も高まってくると思う」

「守備で貢献しながらゴールを目指すFW像」を模索している岡崎だが、やはり気になるのは、「第8節を終えて1ゴール」という数字である。この試合でも、岡崎のボール奪取から速攻につなげ、イギリス公共放送BBCから「クラシックカウンター!」と褒められたチームの2点目のように、守備での貢献は誰もが認めるところだろう。

「1年間やってみてってという感じ。今は1試合1試合で一喜一憂しないというか、シーズンを通して何ができたかを見てみたい。今年は続けることがテーマ」と本人に焦りはないが、FWというポジションである以上、どうしても得点やアシストも評価の対象になってくる。実際、ノリッジ戦でPKを成功させたバーディーは今季7ゴールで得点ランクのトップ。この日はベンチスタートだったものの、リヤド・マフレズも現在5ゴールを記録してリーグ3位タイにつけている。

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