ドルトムントまたドロー。香川真司によみがえる悪夢 (3ページ目)
「相手は個の能力が高く、スピードや攻守の切り替えが速いチーム。だが、スペースを与えなければ自由にプレーできなくなるとわかっていた。我々はパスコースを制限し、コンパクトな陣形を保つことを狙った」
試合終盤までダルムシュタットが諦めなかったのは、ピッチ内で戦う中での手応えがあったからだろう。一方ドルトムントは、逆転していた時間帯も、決して感触が良かったわけではないという。
「今日は90分通して自分たちのサッカーをする(ことができなかった)。ボールを持たされてる感じがずっとしてたし、それに対するフラストレーションもすごくあったので。2点目とかは良かったですけど、なかなかチームとして連動性が出てこなかったかな、と」
勝っているときの高揚感から一転、勝てなくなり始めると昨季の悪夢がよみがえる。課題が見え隠れし始めた今、ドルトムントは早期に修正することが必要だろう。アウェーでのヨーロッパリーグ(EL)PAOK戦、そして週末はバイエルン戦と大勝負が待ち構えるが、自分たちの立て直しこそが重要だ。
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