敗戦にもミラン指揮官は満足。本田圭佑のトップ下は正解だった (3ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 ミランは自分らしいプレーを見せ、危うさは感じられなかった。今、私は自分の望むチームとメンタリティーを手に入れた。最初の2試合のようなミランでなかったことに、私は満足を覚えている。選手たちは自分たちにできる精一杯のことをしていた。結果はいいものではなかったが私は内容を評価する」

●攻撃
 オフェンスはこの日最も輝いていたポジションだ。バッカとルイス・アドリアーノはインテルDFを大いに苦しめた。何度も繰り出されるスピーディーなカットで、彼らはミランの攻撃に深みを与えた。

 また、今シーズンの最大の賭けであったバロテッリのミラン再デビューもいい形で行なわれた。相手からの明らかに挑発と思われるプレーがあったが、バロテッリは動じず、約30分間インテルを脅かし続けた。シュートもいくつか放ったがこれは惜しくもゴールポストとハンダノビッチのファインセーブに阻まれてしまった。同点ゴールとなってもおかしくないシュートだっただけに残念である。この日のバロテッリを見る限り、スーペルマリオもついに本物の名手への正しい道を歩み始めたように感じた。

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