長谷部誠が振り返るFC東京戦。「ちょっとヘンな感じ」 (3ページ目)
実はJクラブが欧州に出向いて試合をするのは2006年の浦和以来なのだという。欧州のクラブがオフに欧州以外の地に遠征を行ない、プロモーションと調整を兼ねた試合をすることは珍しくなくなったが、それぐらい、日本のクラブが外に出るのは珍しいことなのだ。長谷部が語る。
「(日本の)シーズン中にこっちに来て試合をしてくれるというのは、僕らも感謝しなきゃいけないし、すごく気持ちを持ってぶつかってきたので、ありがたかった」
FC東京にとってもメリットは少なくなかったのではないか。灼熱の東京を離れ、真夏とはいえ20℃台という条件の中での試合はリフレッシュになったはずだ。また、満員にはならなかったとはいえ、5万人を集めるスタジアムでの試合は、選手のみならずスタッフにとっても刺激になったに違いない。
こういう機会がもっと増えるといいのにと思わせる一戦だった。
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