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ミランCEO、マドリードへ。本田圭佑の残留は確実だ (2ページ目)

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 この試合、ミランは3-0で勝利した。ゴールを決めたのは共にFWのパッツィーニとエル・シャーラウィー。2点目のゴールを決めたパッツォは、これがセリエA通算100ゴール目となった。ファラオーネ(ファラオの意味でエル・シャーラウィーのニックネーム。エジプト人とのハーフゆえ、こう呼ばれている)ことエル・シャーラウィーは2ゴールを決めた。彼がサンシーロで2ゴールを決めたのは2013年2月のダービー以来のことである。その後、彼はたび重なるケガに悩まされ、ほぼ2シーズンのインターバルが空くこととなってしまった。

 そう、このケガというのも、今シーズンの不運のもう一つの原因ではある。しかし正直、多くのチャンスを逃してしまったこと、ミランの選手としてふさわしいプレイを毎試合できなかったことがやはり一番大きな原因だったと私は思っている。1年を通してこのコラムを読んできてくださったみなさんも、それは感じているだろう。特に1月と2月の説明不能なスランプでミランは完全にアイデンティティを見失ってしまった。

 今週の土曜日でミランの2014~15の日程は全て終わる。新シーズンに向けての様々なプロジェクトに関しては、かなり以前からいろいろ言われているが、今現在、大きな進展はない。

 一番大きなニュースはガッリアーニCEOがマドリードに行ったことだろうか。アトレティコ・マドリードにはミランが興味を持っている選手が多くいる。FWマンジュキッチ、MFマリオ・スアレス、そしてミランにレンタル中のMFアレッシオ・チェルチもその一人だ。

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