ミラン番記者が語る「本田にブーイングを浴びせた集団の正体」 (4ページ目)
ごく一部とはいえ、こうした声もある。
「現在のミランの“10番”が本田であるという事実。これこそがまさにミランが“並のクラブ”であることの証だ」
もちろん、私はそのような見方に与(くみ)しない。今季開幕前、本田が7戦で6ゴールを挙げることを予想した者などひとりとしていなかった。しかし、本田はそれを成し遂げた。残り15節で再び輝きを放つ可能性は残されている。だからこそ、私は本田を信じ続ける。1プレーで劇的に流れを変えられるのがサッカーだ。ミランを長く見続けてきた者のひとりとして、「10番」の奮起に期待を寄せている。
4 / 4