ブンデス再開。ポジション「確保」した酒井宏樹のため息 (3ページ目)
酒井はライトラルが加入したときには、「正直なところを言うと(ライトラルを)獲ってほしくなかった」と、正直な気持ちを吐露していた。今回、酒井の口からそういった言葉が出てこなかったところに酒井が培ってきた自信を見た気がする。だが、酒井にとっては「自信というか普通にそのまま続けるだけですし、去年も落ち着いて対応したら試合に出られるようになったので、そこもそんなに深くは考えてなかったです」と、変わらずにプレイし続けられたことの方が大切だった。
結局、ハノーファーは土壇場で新たな右SBペレイラを獲得。酒井には半年ぶりに競争相手が現れることになった。ペレイラは現役ポルトガル代表と実力は確かだが、今季所属先のバレンシアでは出場どころかベンチ入りすらなし。今回も移籍金なしのフリー移籍で、当面は酒井のバックアップという形になることが予想される。
だが、これで酒井にとっての「危険」は解消される。欧州カップ戦出場権獲得を目指す後半戦、酒井は競いながら、それでいて変わらずにプレイし続けるだろう。
■変更履歴
ハノーファーが右SBペレイラを獲得したため、原稿の一部を変更しました。
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スポルティーバ編集部【2015/1/30 14:00】
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