2015.02.04

本田圭佑は今冬ミラン入りした6人のお手本になる

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2014~2015(18)

 イタリア語で500ワード、これがSportivaの編集部から依頼されているミランと本田圭佑の原稿の長さだ。しかしこの1月のさんざんな結果でミランがどんな風に変わってしまったか、そしてほん少し前に閉まった冬のメルカート(移籍市場)のことを語るのに500ワードは余りにも短すぎる。まあどうにかうまくまとめてみよう。読む者を飽きさせないのもまたジャーナリストの仕事だから。

 まずはこのコラムの真の主役の話から始めよう。アジアカップは日本にとって予想外のショッキングな結果に終わってしまった。しかし本田が日本のために貢献したことは確かだろう。その本田の帰還をミランは首を長くして待っていた。サッカーにやり直しはきかない。いくら彼でも、ミランのここまでの結果を変えることはできない。しかしミランがまた勝利するためには本田が今後90分間フルにプレイすることが必要だ。

パルマ戦に先発フル出場した本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 2月1日のサンシーロでのパルマ戦は、熱が下がってやっと食べ物が食べられるようになった病人が最初に飲むスープのような試合だった。本田はいつものような集中したプレイで、バランスを欠いていたミランを助けようとしていた(試合は3-1で勝利)。

 それにしてもミランのテクニカルスタッフは特に攻撃面においてもっともっと研究する必要があるだろう。なにしろチームの中でゴールをするのはほとんど本田とメネスだけなのだから。

 話を我らが本田に戻すが、アジアカップで敗退してすぐ、彼が超特急でミラノにとって帰ってきたことを、もう誰も不思議には思わない。彼のプロ意識の高さと背番号10を付けているという自覚を再確認しただけである。私が編集長をしているミランのオフィシャルマガジンForza Milan!では、最近本田のフリータイムの過ごし方をインタビューしたのだが、その時の彼の答えもプロを感じさせた。彼はこう言った。