W杯グループリーグ、番狂わせを起こす可能性がある4ヵ国 (4ページ目)
そして魂と言えば、H組の韓国を忘れるわけにはいかない。ベルギー、ロシアは格上。難敵だが、絶対的な力はない。追って届かぬ距離ではない。4番手アルジェリアとの距離が離れていることも幸いしている。B組のチリに似た立ち位置にある。後ろを心配せずに前を追える。チャレンジャーに徹しきれる強みがある。
実はそこが日本との違いでもある。欲をかきたくなる立ち位置にいる日本と、無欲で追走できるアメリカ、韓国。チリ、エクアドルもしかりだ。ダークホースに不可欠なのはチャレンジャー精神。色気を見せた瞬間、番狂わせの可能性は減る。
ブックメーカーがグループリーグ落ちを予想する、3番手、4番手の中で決勝トーナメント進出を果たすケースは、毎回16チーム中、2~3チーム。番狂わせは必ずある。それを起こすチーム、起こされるチームはどこか。それこそがW杯グループリーグの最大の見どころに他ならない。
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