2013.12.12

試合後に手当て。シャルケ内田篤人、満身創痍のCLベスト16進出

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

 チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ最終節。シャルケがバーゼル(スイス)を2-0で下して決勝トーナメント進出を果たした。 
                                             
 決定的なシーンでの微妙な判定に助けられた勝利に、ビルト紙は「(先制点をあげた)ドラクスラーと壊れた審判がシャルケを救った」と揶揄した。先発フル出場の内田篤人は「審判の判定がすべて。負けた時に言い訳にすることもないし、かといって勝ったときに何か思うこともない」と冷静に語った。

チャンピオンズリーグ、バーゼル戦に先発フル出場した内田篤人  勝負を決めるような決定的なシーンで、微妙な判定が3回あった。それらはことごとくシャルケを助けた。

 まずは29分、シャルケのドイツ代表DFヘヴェデスが受けた警告だ。相手のカウンターを防ぐため前へ飛び出し、バーゼルのFWシュテラーを後ろから抱きかかえるようなファウルでとめた。一発退場でもおかしくないシーンだった。判定には救われたが、このプレイでヘヴェデスは負傷し、FWのシャライが投入された。

 2つめはその2分後の31分、シャライのドリブルを止めたバーゼルのDFイヴァノフの退場だ。むしろこちらは警告で済むレベルのファウル。それまで11人のバランスで守っていたバーゼルは、10人になったことでリズムを崩していく。