2013.12.15

W杯グループリーグ、番狂わせを起こす可能性がある4ヵ国

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by GettyImages

 開催国ブラジル、プラス5。今大会には南米勢が、従来の大会より1枠多い6チーム出場する。その中で、ブラジル、アルゼンチン、コロンビアの3ヵ国が、グループリーグを1位で抜けるだろうと、ブックメーカーは予想している。D組に入ったウルグアイも、イタリアと僅差で首位争いをするのではないかと見ている。南米勢のパワーを感じずにはいられない。

 従来は違った。86年大会以降、ブラジルとアルゼンチン以外でベスト8入りした国は、前回南アフリカ大会のウルグアイとパラグアイが初めて。出場5チームすべてが揃って決勝トーナメントに出たのも前回大会が初。その他の南米勢は長い間、ダークホースにさえなれなかった。

 前回そして今回。南米勢に流れは確実に傾いている。南米大陸で開催されるW杯にタイミングを合わせたかのように。

南米予選を3位で通過したチリ。スペイン、オランダで決まりと言われるB組で波乱を起こせるか ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ。さらに今回、チリ、エクアドルも侮ることはできない。とりわけ、注目すべきはスペイン、オランダ、豪州と同じB組に入ったチリ。ブックメーカーが本命に挙げるのは、前回大会で決勝を争ったスペイン、オランダだが、チリを2強に迫る位置に置いている。一方で4番手、豪州とは大きな差をつけている。好位置に付ける3番手。チリには前だけを見ていればいい気楽さがある。しかも、初戦の相手は豪州。スペインとオランダが勝ち点を食い合っている間に、勝ち点3を確実に手にすることができるだろう。好スタートを切れそうな感じだ。