2013.12.12

香川真司がマンUの苦境を吐露。「チームは自信を失っている」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 チャンピオンズリーグ、グループリーグ最終節。マンチェスター・ユナイテッドがシャフタール・ドネツクを1-0で下し、A組を首位通過した。試合内容は低調で、ボール支配率こそ相手を上回ったものの、枠内シュートは90分で3本。攻めきった印象はまったくない。試合終了のホイッスルが鳴ると、選手たちには安堵の表情すらなく、みな腰に手を当てるなどして息を整えていた。

 ファーガソンからモイーズに指揮官が代わった今季、開幕当初の苦戦続きからは徐々に立ち直りつつあるはずだった。10月、11月は、引き分けも多いが、無敗で乗り切った。だが、直近のリーグ戦2試合はオールドトラッフォードで2連敗。昨季プレミア王者は未だに調子が狂ったままもがいている。

チャンピオンズリーグ、シャフタール・ドネツク戦に先発フル出場した香川真司 それでもグループリーグ突破でひと段落ついたからだろうか。試合後に珍しく、香川真司がゆっくりと試合について、そしてチーム状況について語り始めた。

 まずはこの日の試合について振り返る。

「(相手が)結構マンツーマンで来てたから、前半はもらいたい位置ではがっつり押さえられて、ちょっと下がる傾向が多かった。この前の試合(12月7日のニューカッスル戦。香川は体調不良のため欠場)も、なかなかボール回しでリズムが出てなかったので、そういう意味ではそこでリズムを作ろうという意図もあって、比較的引いて受ける、そこから出てくという作業を繰り返すことを前半はやろうと思っていた」