チェルシーに連敗。内田篤人「でもGKは責められないよ」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 チャンピオンズリーグで2戦連続3-0と、チェルシーに圧倒的な力の差を見せつけられたシャルケ。内田篤人は、さばさばした表情で試合を振り返った。

「逆転できる時間帯もあったし、残念。(立ち上がり)いけるなっていうか......。強いところはホームでやる難しさがある。(ホームで試合をするチェルシーの)立ち上がりの悪さは分かる気がする。その中で立ち上がりを含めて点を獲れなかったのが残念。自分たちはコンパクトに守っていたし、相手のミスもありシュートまでいけてたんだけど......」

チャンピオンズリーグ、チェルシー戦に先発フル出場した内田篤人(シャルケ)チャンピオンズリーグ、チェルシー戦に先発フル出場した内田篤人(シャルケ) 前節、シャルケのホームで3-0と敗れたからか、この日のシャルケは立ち上がりから集中していた。内田の言う通り、コンパクトに守り、プレッシャーをかけてボールを奪っては前へ、という動きが徹底していた。特にこの日は右サイドでプレイしたMFドラクスラーが出色の出来だった。内田は語る。

「誰と一緒にやるときでも、右のやつには試合前に話をして、戻ってくるなと言うことにしてる。守備はやるから、お前は点とって来いって。で、前半終わってから『どう?』と聞いたら『(連係は)問題ない』って言われた」
 
 内田の意図した通り、内田の前のポジションに入ったドラクスラーの良さが生かされた。5分には内田とのワンツーから得意のドリブルでゴールに向かい強烈なシュートを放った。続く6分には高い位置でボール奪い、FWシャライがシュートを放つがこれは枠の左へ。9分にもドラクスラーからつないでMFフクスがシュートを打つが、これは枠の右へ。

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