チェルシーに連敗。内田篤人「でもGKは責められないよ」 (3ページ目)
「キーパーの難しさって、フィールドの選手にはわからない。1回のミスでああなっちゃうし。オレらは何回も彼に助けられてる。ハーフタイムに彼を責める声はなかった。FKも良いセーブしてくれたしね。毎日練習を見てるけど、あれはできないもん。朝から横に2メートルくらい飛んでさ。だからあれは誰も責められないよ」
42分、再びヒルデブラントから攻撃が始まる際にエトーがしつこくプレッシャーをかけようとしたが、内田が間に入ることで防いでいる。
「エトーが“超”狙ってたから。ああいうところは周りが声をかけてあげないと」
後半に入ってもシャルケにいくつかのチャンスはあったが、チェルシーはカウンターから2点を追加した。2点目は再びエトー、3点目はデンババと、得点を獲るべき選手に見事にやられた。
チェルシーの強さを「結局勝つところ」と内田は表現した。「2試合続けて3-0だからね。力の差がないとは言えない」とも言う。だが、勝利した試合の後よりもむしろすっきりした表情だった。割り切ることで次へと向かう、ということだろうか。
「グループリーグは山あり谷あり。最終的に上に行ける位置にいれば……」
内田は下を向くことなく、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントへの意欲を口にしてスタジアムを後にした。
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