香川真司が否定しなかったCLソシエダ戦での「手応え」
香川真司が復調している。ここ5試合で3度目の先発と、試合出場を重ねていることも要因の一つだろう。チャンピオンズリーグ第4節、レアル・ソシエダ戦で先発した香川は終始軽快なプレイでチャンスを作った。
「勝ちたかったですね。(今日は)最後のところで決められなかった。数多くチャンスがあったんで、それが悔しいです」
レアル・ソシエダ戦に先発、再三チャンスをつくった香川真司(マンチェスター・ユナイテッド) 香川は珍しく落ち着いた様子で、時折り笑みを浮かべながらゆっくりと、スコアレスドローに終わった試合を振り返った。調子の良し悪しや感情を隠すことのできない香川が、そんな風に堂々と報道陣の前に立つのは久々のことだ。いや、もしかしたら今季初めてかもしれない。
この日はまず左MFでピッチに立った。前半10分には左でチャンスを作り、中に入るとルーニーからのラストパスを受けシュートを放つが、ディフェンダーにクリアされる。その9分後にも、ルーニーからのラストパスを、エブラに出すそぶりをみせつつシュート。これは相手GKに弾かれた。これまでのように得点を焦ってゴール前にばかり顔を出すのではなく、左MFとしてのプレイの選択を行なっているように見えた。前半38分にはゴールライン際からマイナスの速いクロスをエルナンデスに入れるが、これはディフェンダーにクリアされた。
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