2013.08.23

本田圭佑と日本代表のために、CSKA残留もひとつの選択肢

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by GettyImages

 コンフェデレーションズカップが閉幕して以来、連日のようにマスコミを賑わせている本田圭佑のミラン移籍に関する報道だが、今になっても大きな進展はない。

 本田自身はといえば、現在所属するCSKAモスクワで安定したパフォーマンスを続けており、移籍の噂はどこ吹く風。現在はミランとCSKAのクラブ間の話し合いも行なわれておらず、このままの状況が続けば、夏の移籍期間(9月2日まで)中に両者の移籍交渉がまとまる可能性は極めて低い。従って、本田のミラン移籍は来年1月が濃厚と見られているのが現状だ。

8月18日のロシアリーグ、クバン戦に先発出場。決勝ゴールをアシストした本田圭佑(CSKAモスクワ) しかしだからと言って、本田サイドが何もしないままこの夏を過ごしていいのかと言えば、そうでもなさそうだ。なぜなら、現時点ではミランとCSKAの間で、来年1月の移籍についての合意がなされていないからである。

 そもそも、今回の移籍話が進展しない理由のひとつは、ミランが違約金(移籍金)の支払い額を渋ったところにある。CSKAと本田の契約期間は今年12月いっぱいで、来年1月になれば契約満了にともない、本田は違約金なしでどこのクラブにも移籍ができる。しかし、契約期間内の今夏での移籍となると、CSKA側が要求する違約金(現状では500万ユーロ、約6億5000万円と報道されている)の支払いにミランが応じない限り、本田のミラン移籍は実現しないことになっている。