2013.08.16

プレミアリーグ開幕。今年の主役は「レッド」から「ブルー」へ?

  • 鈴木英寿●文 text by Suzuki Hidetoshi
  • photo by AFLO

 プレミアリーグが還ってきた――。今季の開幕は、現地8月17日。オープニングゲームは、リバプール対ストーク・シティ戦が12時45分よりアンフィールドにて行なわれる。

 毎シーズンの恒例だが、この時期、サッカー母国の街々では、「今年はどのチームが優勝するのか」という話題を巡り、ファンたちの優勝予想トークが白熱する。英国ブックメーカーの最大手「ウィリアムヒル」の優勝予想オッズを見てみると、2013-2014シーズン、プレミアリーグの優勝候補筆頭は2チーム。昨季のトップ3のうち、3.25倍のオッズで同率首位に立ったのは、マンチェスター・シティ(昨季2位)とチェルシー(同3位)だ。3番手は、3.50倍で昨季の王者マンチェスター・ユナイテッド。4番手は11倍のアーセナル(同4位)で、以下、26倍のリバプール(同7位)、34倍のトッテナム(同5位)と続く。その後に並ぶ501倍のエバートン(同6位)などは、純然たるダークホース。ちなみに、吉田麻也が所属するサウサンプトン(同14位)は2001倍。プレミア昇格組は、カーディフ(5001倍)、ハル・シティ(7501倍)、クリスタル・パレス(10001倍)となっている。

今季初タイトルを獲ったマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグを制することはできるか?「なぜ、ユナイテッドが一番人気ではないのか?」

 こんな疑問を持つファンは多いだろう。だが、現地メディア関係者のユナイテッド評は、決して高くはない。

 ひとつは、いまだ去就の判明しないウェイン・ルーニーの移籍問題がある。本人はチェルシーへの移籍を志願しており、仮に昨季王者の10番がマンチェスターを離れてロンドンへと移れば、おのずとリーグのパワーバランスに変化が生じるからだ。また、サー・アレックス・ファーガソンの後任である新監督、デイビッド・モイーズにはリーグ優勝経験がない。ウィガン・アスレティック(今季はプレミアの下部リーグ、チャンピオンシップに降格)とのコミュニティシールド(※)を2-0で制し、初タイトルを獲得したとはいえ、補強を進めるシティ、チェルシーよりも、戦力はやや劣るという見方が現地評である。

(※)コミュニティシールド=プレミアリーグの優勝クラブと、FAカップの優勝クラブが対決するスーパーカップ。